バジルの種類と特徴を一覧で紹介|ホーリーバジルやレモンバジル、レッド系バジルの栽培方法から調理方法まで

いろいろなバジル種
ぴっこ
ぴっこ

どーも!バジルに魅せられ農家をやっている、ぴっこママです。
バジルがぴっこの心を掴んで離さない理由の一つが、種類の豊富さなの。
原産地もイタリア周辺ではなく、東南アジアってことろが面白いのよね。

バジルの生息エリアは世界中に分布し、その種類も150を超えるともいわれています。
イタリアンハーブの印象が強いバジルですが、意外にも原産地はインドやその周辺の熱帯アジア。
紀元前350年頃にアレクサンダー大王が遠征先から持ち帰り、その後ヨーロッパ、そして世界各地に広がったという説が有力です。

バジルは、他種の花粉と交雑しやすい特徴があります。熱帯アジアから世界中へ、古代ギリシャ時代から現代まで、海を越えて、長い時空の旅路を経て、バジルはその土地土地で独自の姿に進化し、また文化をも花開かせていきました。

数あるバジルの中でも食文化として定着し、特に人々に愛されている厳選バジル7種を紹介します。

代表的なバジルの種類と特徴

世界に150種以上あるバジルの中から、地域の暮らしに溶け込み、人々の生活に特別な彩りを与えるバジル達をピックアップしました。
あなたの暮らしにぴったりのバジル、一緒に見つけてみませんか?

スィートバジル (Sweet basil)

学名:Ocimum basilicum 

栽培しやすさ

調理のしやすさ

イタリア料理でお馴染みの最も一般的なバジルで、葉が柔らかく、すっきりとした甘い香りが特徴です。葉、茎ともに艶のある鮮やかな緑色で、白い小さな花を咲かせます。
料理での使い勝手も良く、また生命力が強く病気にもなりにくいので、バジル栽培を始めるのなら絶対に外すことができない品種です。
イタリア料理、バジルソースはもちろん、多国籍な料理に使える万能選手です。

栽培のポイント

伸びる勢いが強く草丈1m以上になる場合も。小まめな摘心、選定を心掛けましょう。また、どんどん葉数を増やす為、肥料切れには注意を。

調理のポイント

一般にイメージするバジルを使った料理なら、何にでも使えます。
調理例
バジルソース、パスタ、ピザ、サラダ

バジル料理の定番、パスタジェノベーゼ

スィートバジルは、バジルソース作りにとても適したバジルです。

パスタジェノベーゼ
Image by PhotoAC

タイバジル (Thai basil)

学名:Ocimum var. thyrsiflorumsilicum 
※タイではHorapa(ホラパー)と呼ばれる 

栽培しやすさ

調理のしやすさ

加熱調理に強く、主に東南アジアで人気が高いバジルです。
強い生命力をもち、繁殖力も旺盛です。アニスやクローブのような、スィートバジルとは違った独特の風味と苦みが特徴です。葉は濃い緑色で細長く、茎は紫色、薄紫色の可憐な花を咲かせます。

栽培のポイント

スイートバジルに比べると寒さに弱く、春先の生育はゆっくりですが、気温が安定すると繁殖力が旺盛で葉数がどんどん増える為、肥料切れには注意を。

調理のポイント

加熱しても風味が飛びにくく、カレーやスープ、炒め物や揚げ物にも重宝します。
調理例
インド、東南アジア料理全般に
グリーンカレー、炒め物、スープなど

グリーンカレー

タイではグリーンカレーのアクセントとして欠かせない存在です。

レッドルビン (Red rubin basil)

学名:Ocimum basilicum ‘Red Rubin’ 

栽培しやすさ

調理のしやすさ

美しい赤紫色が特徴で、他のレッド系バジルと比べても発色が良く、栽培のしやすさが魅力。
スィートバジルとよく似たバジルらしいスパイシーな風味をもち、葉も肉厚で、サラダなどに加えると存在感抜群です。インスタ映え必至! 食用はもちろん観賞用にも◎

レッドルビンバジル
栽培のポイント

草丈70㎝程まで伸びる、生育旺盛な品種です。日照不足、肥料切れなどで、赤紫色が退色してしましますので、美しい赤紫色を保つ為には小まめな観察、管理が欠かせません。

調理のポイント

熱が加わると茶色く変色してしまうため、生食向きです。酢に浸しておくと、色が溶け出し美しいバジルビネガーが作れます。
調理例
サラダ、ビネガー

カラフルなサラダ

サラダに鮮やかな彩りと、バジル特有の爽やかな風味のアクセントを添えます。

レッドルビンバジルの彩りサラダ
ロゼワインのようなバジルビネガー

お酢に1週間ほど浸すと、淡いピンクのバジルビネガーに。バジルの香りもお酢に移り、ドレッシングなど万能調味料として使えます。
水やソーダで割って、ビネガードリンクとして楽しむのもいいですよ。

レッドルビンのバジルビネガー

シナモンバジル (Cinnamon basil)

学名:Ocimum basilicum ‘Cinnamon’

栽培しやすさ

調理のしやすさ

スィートバジルと同様に生命力が強く、生育も旺盛な為、初心者でも栽培しやすいバジルです。
葉はギザギザがある深い緑色で、茎は赤紫色、淡いピンクの花が咲きます。
「メキシカン スパイシーバジル」とも呼ばれ、その名の通りシナモンによく似た、スパイシーで甘い香りが魅力です。
他のバジルと同じようにパスタやサラダにも使えますが、独特の芳香を最大限に活かしたハーブティーや焼き菓子などがおすすめです。

栽培のポイント

節間が長く、生命力も旺盛で、草丈1m以上になる場合も。初期成育も早い為、育苗期間には徒長に注意し、定植後も小まめな摘心、選定を心掛けましょう。肥料切れや日照不足などのストレスがかかると、葉脈や軸がの赤色が退色します。

調理のポイント

甘くスパイシーな香りを活かして、ハーブティーや焼き菓子に
調理例
ハーブティー、クッキー、サラダ

シナモンバジルティー

ポットに摘みたてのシナモンバジルを一握り分入れて、熱湯を注ぎ5分ほど蒸らす。

部屋いっぱいに、甘く芳醇な香りが広がります。ほっと一息、いかがですか?

シナモンバジルのホットティー
クッキーやマフィンなどの焼き菓子に

生の葉を細かく刻んで、生地に練り込み焼き上げます。シナモンバジル特有の甘く柔らかな香りと、食べた後に余計な甘さを残さない爽やかさを併せ持つ、大人のティータイムを楽しむスイーツです。

レモンバジル (Lemon basil)

学名:Ocimum Americanum
※インドネシアではKemangi(ケマンギ)と呼ばれる 

栽培しやすさ

調理のしやすさ

スィートバジルとの交配から生まれた品種で、バジル特有のスパイシーさに加え、レモンのような爽やかな香りを併せ持ちます。鶏肉料理との相性が良く、イタリアン風の味付けにも、アジアン風の味付けにもグィっとはまります。特にインドネシアで人気の高いバジルです。

栽培のポイント

スィートバジルに比べると茎が細く、寒さや病気にも弱い品種です。春先は発芽や生育がゆっくりで、立ち枯れなど病気にもなりやすいため注意が必要です。背丈40㎝程まで成長します。

調理のポイント

鶏肉料理との相性は、スィートバジルよりも勝る。臭みを消して爽やかに仕上げに。
調理例
鶏肉のグリルや炒め、サラダ、ドリンク

鶏肉のエスニック風炒め

鶏肉の臭みを消し、爽やかな風味に仕上げます。個性的な東南アジア系調味料と、上手に引き立て合います。

レモンバジルと鶏肉の炒めエスニック風
Image by Huahom from Pixaba
レモンバジルのモヒート
モヒートなどカクテルに

レモンバジルを細かくクラッシュして、カクテルに。
バジルのスパイシーな風味にレモン風の清涼感が加わった、蒸し暑い夏の日に楽しみたいドリンクです。

ホーリーバジル (Holy basil)

学名:Ocimum sanctum 
※インドではTulsi(トゥルーシー)と呼ばれる 

栽培しやすさ

調理のしやすさ

全体がうっすらと産毛に覆われていて、5㎝ほどの小ぶりな葉にはギザギザがあります。生育も独特で、細かく枝分かれして草むらのように茂り、背丈は30~60㎝ほどとあまり伸びません。スィートバジルよりもマイルドな風味が特徴で、生食としても使いやすい品種です。
インドでは神に捧げる聖なる植物とされており、伝統医学アーユルヴェーダでも使用される生活面でも欠かせないバジルです。

栽培のポイント

種が小さく初期成育も非常に遅いため、育苗の難易度は高めです。ただし、本葉が生える程度まで生長すると、逞しい生命力で細かく枝分かれを繰り返し、横広がりに密生します。こまめに剪定し風通しを確保しましょう。

調理のポイント

柔らかな風味が堪能できるサラダがおすすめです。またガパオライスには欠かすことが出来ない存在です。
調理例
ガパオライス、サラダ

ホーリーバジルのガパオライス
ガパオライス

お馴染みのタイ料理、ガパオライス。「ガパオ」はタイ語でホーリーバジルを意味します。

グリークバジル (Greek basil)

学名:Ocimum minimum 

栽培しやすさ

調理のしやすさ

可愛らしい小さな葉が、細かく枝分かれしてブーケのようにこんもり茂ります。背丈が20~30㎝とコンパクトなので観賞用や屋内栽培にも最適です。
スィートバジルよりも凝縮された濃厚でフルーティーな香りで、葉を摘んだそのままの姿でトッピングできる為、料理を引き立てるアクセントとして大変重宝します。
ギリシャ(Greek)と名前が付きますが、南米チリが発祥のバジルです。
ブッシュバジルも、ほぼ同様のバジルで、グリークバジルよりも少しだけ大きく生長します。

栽培のポイント

細かく枝分かれを繰り返すので、全体が球状にやるように上手に摘心、剪定をしてあげましょう。バジルとしては寒さに強く、屋内で育てれば越冬も可能です。

調理のポイント

摘み取ったそのままの形で、料理にトッピングでき、料理を華やかになります。
調理例
料理のトッピング

グリークバジルで飾った、トマトと豆のシチュー
パーティ必須のトッピングバジル

お花のように開いた形のままトッピングでき、味も見た目もワンランクアップ!
シチューやブルスケッタ、チーズなど何にでも使えて、とっても重宝する、おもてなし料理に手放せないアイテムです。

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