バジルを育てる

ネコブセンチュウは、土や植物の根の中にすむ１㎜程度のセンチュウで、透明で無色のため肉眼では見つけることができません。一方で、植物の水や養分の吸収を阻害して、生育に深刻なダメージを与え、最悪の場合は大事な作物が枯れてしまうことも…ネコブセンチュウの駆除には刺激性の強い農薬が使われることが多いですが、今回は家庭菜園でもできる安全性が高く、効果的な方法を紹介します。

石灰窒素は、石灰石と炭化物を原料に作られる化合物に、窒素を反応させてつくられる農業資材です。肥料や土壌改良の効果に加えて、除草や病害虫・病原菌への殺虫・殺菌効果もある非常に便利で環境にも優しい資材ですが、農薬という性質をもつため扱いには注意が必要です。石灰窒素の効果的で安全な使い方を紹介します。

一夜にして、野菜が生長できなくなるくらいにボロボロに食い荒らすヨトウムシ。夜行性で、昼の間は土の中などに隠れているため、駆除の難しい害虫です。ヨトウムシは、被害に気が付いてから駆除するのでは手遅れになる場合もあります。発生時期や生態を理解して、早期発見・早期駆除を心掛けましょう。

ゼンターリ顆粒水和剤はＢＴ剤といわれるものの1つで、チョウやガの幼虫を駆除するために使われます。化学合成された農薬ではなく、自然界で普通に存在している菌で作られた生物農薬で、人間はもちろん、他の昆虫や生態系にもほとんど影響することはないといわれています。

アブラムシは短期間で爆発的に増殖する、とても厄介な害虫です。このため、確実な効果を狙える駆除方法を選ばなければ、被害をおさえることができません。アブラムシの駆除に有効でさらに安全な資材について紹介します。