発芽前の管理場所や水のあげ方|バジル種のまき方④

バジルはイタリア南部の地中海性気候からも象徴されるように、太陽が大好きな野菜です。
また発芽に光が必要な好光性種子ということもあり、種まきから発芽までの期間「日当たりの良い場所で管理しましょう」とする栽培手引きを見かけますが、これは一歩間違えれば発芽不良に直結します。

確かに日照条件が良い場所で管理した方が高温を維持できるため、短い日数で発芽します。しかしながら、この期間を日光に当てて管理するのは、種として大きなリスクを伴います。

失敗しないバジル栽培の為の、種まき後から発芽までの期間の管理方法について説明します。

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鉢・プランターの置き場所【直射日光が当たらない半影の場所で】

バジルが発芽する為の重要な条件は、次の3つです。

  • 20℃~25℃程度の暖かな環境
  • 発芽直後から光合成に必要な光が得られる環境
  • 酸素が十分に得られる環境

さて誤解されがちなのですが、バジルのような好光性種子は光がないと発芽しませんが、直射日光に当てなければならないという訳ではありません。太陽をほとんど拝むことができないような曇天続きであっても、気温20℃以上の条件を満たしていれば発芽することができます。バジルが発芽に必要としている光量は、この程度なのです。

太陽からは明るさに加え、熱も降り注ぎます。直射日光の下では温度が上昇するため、種が発芽に必要なエネルギーを生成する速度上がり、より短い日数で発芽することができます。しかし、一方では熱を浴びることで乾燥のリスクも生じます。発芽準備中のバジル種にとって、水分の枯渇は生命の危機に直結するものです。

バジルの発芽には温度、光、水と酸素の全てが欠かすことができない要素です。
それぞれの必要量を見極めながら、バランスのとれた条件下で管理してあげることが、失敗しないバジル栽培へと繋がっていきます。

バジルが発芽するまでの管理に適した場所は、平均気温が20℃を上回る5月以降なら、軒下などの直射日光が当たらない半影の場所が好ましいと言えます。
まだ肌寒さが残る4月頃なら、温度管理が可能な屋内の窓付近の明るい場所が良いでしょう。

また、庭の花壇や畑での栽培を予定している場合は、同様の条件下で苗を作り、遅霜の心配がなくなる5月以降に植えつけるのが最適です。花壇や畑への直播は、温度管理が難しいという点、大雨が降れば種や芽が流れてしまう点からも、オススメはしません。

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水は毎日、細かい粒子の水を少量ずつ

発芽するまでの間、最低でも1日1回は水やりをしてください。乾燥は厳禁です。
バジルの種は小さく流れやすい為、ジョウロなどを使って細かい粒子の水を、少量ずつ丁寧に散水してください。

ぴっこ
ぴっこ

種が浮き上がらないように、土が水を吸うペースに合わせながらゆっくり、ゆっくりあげて。

乾燥が厳禁ですが、種が水に浸っているような過湿状態も発芽不良の原因となります。種が芽を出すためには、水と一緒に酸素も必要ですが、水に浸っている状態だと十分な酸素が得られません。排水の状況も確認しながら、水の量や頻度を管理しましょう。

バジルの種まき方と管理方法について、4回に分けて説明させてもらいました。
これから皆さんのガーデンに小さなバジルの赤ちゃんが誕生することを、楽しみにしています!

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